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髪を結うように縁を結う人(音楽プロダクション代表 中澤樹理)

今回の取材対象は、音楽プロダクション「J-collection」代表 中澤樹理さん

 少し失礼かもしれないが、中澤さんには、まさしく「駆け出し」という言葉が当てはまる。
2015年4月8日に音楽プロダクションJ-collection(以下Jコレ)を設立。そもそもJコレ設立は自分の人生の計画になかったと言う。生まれは高知、土佐っ子である。

 高校を出て大阪の美容学校に進学。卒業後は同学校で美容職に就くことになった。一時期は美容の仕事を離れていたが、再びその世界に舞い戻るために選んだ場所は北新地のセットサロンだった。いわゆる、ホステスの髪をセットする仕事である。
 ホステスとは基本的には美しくあることが求められる職業であるから、こだわりも強かったそうだ。いつもと1ミリでも大きさが違うと「直して」と指示が入る。一番神経を使うのは、ママさんである。新人が髪を触ることを嫌がる方が多く、セットに入ろうとすると「触らんといて」と言われるそうだ。しかし中澤さんは諦めなかった。他のホステスさんをセットしているところを見せ、どうしても時間がない時に担当して少しずつ信用を得るために必死で働いていると、ある時、ママ自ら「やって」と頼んでくれた。この認めてくれる瞬間がやりがいにも繋がっていたそうだ。

 5年ほどセットサロンで働いていた中で、仕事の幅を広げようとフリーでも動き出し、とある芸能事務所でヘアメイクの仕事をすることになった。新しい環境と仕事にも慣れてきた頃、事務所内で大きな問題が起こった。代表以外の関係者が、方向性の違いにより全員離れる事になってしまったのである。もちろん所属アーティストは残ったまま。中澤さんはアーティスト達のために講師を手配したり、レッスンを見たり、ヘアメイクの仕事の領域をはるかに超えていたが必死で動いた。1年ほどその状態が続いたが、遂に事務所を離れることを決めた。

 中澤さんが言うには、この出来事は「導き」であった。「運命のイタズラ」という表現もしていた。ただ目の前にいる未来ある若きアーティストをどうにかしてあげたいという思いから、2日後にはJコレを立ち上げていた。そんな状態で始まったので、まさに見切り発車で駆け出したと言える。
 もちろん何をしたらいいのかも分からない。しかし不思議なことに、「縁」を大切にし、気持ちで動いていく中で、音楽プロデューサーやレッスン講師など第一線で活躍している方に力を借りることができ、徐々に支援者も増えて、体制が整えることができたそうだ。

『私は“動く”ことと“出会う”ことはできる』

と言う中澤さんは、ライブハウスを紹介してもらったり、人と会う機会を増やしたりして、とにかく精力的に活動している。

『そういう意識でいると常にアンテナが立つので、普段だったら行かないような場所が気になって足を踏み入れたんです。そしたらそこに音楽関係者がいたことがありましたね』これも「導き」の一つであろう。

自身が「知らない」ということを素直に認め、「自分に出来ること」と「周りにやってもらうこと」を明確にした上で行動しているからこそ、うまく進んでいるように見えた。

『自分と関わってきて下さった方で、どれくらいのことができるかを楽しんでいこうという感じですね。これから先は色んな方に協力してもらいながら、模索していこうと思います』と中澤さんは言う。

15-11-11-21-26-46-827_photo.jpg

 しかし私にはここでどうにも解決できない疑問が浮かんだ。

-なぜ、そんなに、都合よく、関係者に出会うのか・・・?

 音楽に精通していたわけでもなく、自身もそこまで興味があったわけでもないのに、楽曲提供をしてくれる作曲家や、講師としてプロのダンサーやボイストレーナーに出会うものなのだろうか?

 聞いてみると、ビックリするくらい軽い答えが返ってきた。

『道歩けば人に出会うっていうノリですね』

 そして、この業界に携わることになったきっかけは、「天六(天神橋筋六丁目)を歩いたこと」だと言い出したのだ。
 ある日の夕方、中澤さんが天六を歩いていたらアメリカ人に「僕の英会話教室に来ないか」と勧誘された(それはおそらくナンパだと思うが)。それから何度かそのアメリカ人と会い、友達になった。彼は日本に来た理由を「僕はこういうことがしたい」と、あるDVDを見せてくれた。それは「質問型営業」という教材(日本製)で、その中で講師をしている男性の風貌がやけに印象に残っていた。
 しばらくして、知人が紹介してくれたセミナーはなぜか聞いたことのある内容と見たことのある講師。気になったのでセミナーに行ってみると、アメリカ人が見せてくれたDVDに出演していた講師による、質問型営業のセミナーだったのだ。そこで出会ったのが、先に述べた音楽事務所の代表というわけである。

 つまり、天六でアメリカ人に出会ってDVDを見ていなければセミナーに行くこともなく、事務所の社長に出会うこともなかった。この世界の扉を開いてくれたのは、あのアメリカ人なのだと中澤さんは話す。

 納得いくようないかないような話だが(笑)、中澤さんはどんな小さな出会いでも大切にし、自然と人との縁を繋いでいけるからこそ、思いもよらない状況に置かれても周りのサポートが得られるのではないかと感じた。現に、その質問型営業の講師の方(社長でもある)とは、セミナーをきっかけに親交を深め、可愛がってもらい、とてもお世話になっているそうだ。

 実は、中澤さんは私と同い年であった(お互い独身)。なんだか途中から女子トークのようなノリになっていたことは否定できない。30過ぎの独身女性ともなると、仕事に生きながらも、趣味はきちんとあるものだ。
 中澤さんの趣味は神社巡り。なんとも渋い。ハマりすぎて神社検定を受けるほどにまでなった。おすすめの神社を聞くと、出雲大社から北西に8キロほどのところにある日御碕(ひのみさき)神社。ここにある日沈宮には天照大神が祀られており、「伊勢大神宮は日の本の昼の守り、出雲の日御碕清江の浜に日沈宮を建て日の本の夜を守らん」(伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日の本の夜を守る」) と言われている。
 ここに初めて訪れたとき、景観や空気の神々しさとオーラを感じたそうだ。神社は森に囲まれていて、少し低い位置にあるという。またここには、社務所には置いていないため、こちらからお願いしないと買えない砂のお守りがあるという。痛いところに触ると治るとか…?http://matome.naver.jp/odai/2138917736492416501

『神社があるところに歴史があって、手を合わせて「ありがとうございます」とお参りすると感謝する機会も増えますしね。もし将来、何もすることなくなったらボランティアで神社ガイドしてもいいかな』


 縁を大切にして、感謝の気持ちを持つ。


 当たり前のことにように思うが、行動するのは容易くない。ましてやその「縁」が故に、Jコレ設立にまで至るなど私には想像できない。中澤さんからは、「大変だった」「困った」などの苦労話は一切出なかったが、アーティストを抱え、責任を負うことは簡単なことではない。他人の人生をも背負うことになるし、利益を追求することも必要であるから、周りに見せていない苦悩があるのではないかと思う。
 そんな中で、常に縁と感謝を大切にできる中澤さんに対して、同じ女性として、同い年の仲間として、尊敬の念と少しの羨望を抱いた私であった。

 現在もヘアメイクの仕事をしつつ、代表としても動いている中澤さん。髪を結うように、人との縁も結っているように思う。髪の毛にも色や長さ、質の違いがあり、それぞれに適した対応を選び、形にしていくことは難しい。人間なら尚更難しい。しかし、中澤さんはこれまで培った経験と、持ち前の明るさと人柄で、髪も縁もなめらかに結っているのである。


J-collectionは4月8日で1周年を迎える。
大きなライブハウスでイベント開催予定とのことなので、足を運んでみてはいかがでしょうか。

15-11-11-21-27-42-033_photo.jpg

J-collection 
HP http://gingerj7days.wix.com/j-collection
Facebookページ https://www.facebook.com/%EF%BC%AA-Collection-352350648291197/

最後に、音楽プロダクションが何をするのか調べてみたら、このようにありました。

『音楽プロダクションはアーティストと「マネージメント契約」を結ぶ。これはレコード会社がCDやDVDなどと契約するのに対し、アーティスト自身と契約をするという点で大きな違いがある。
アーティストのスケジュール管理、ライブの企画、ラジオ番組・テレビ番組への出演の手配、ファンクラブの運営、グッズの制作など、その範囲は多岐に渡る。また、マネージメント契約を交わしたアーティストのCDデビューが決まっていなければ、レコード会社へのプレゼンの手配なども仕事である。まさにアーティストと二人三脚で活動をする。』


☆おまけショット☆
15-11-11-21-28-34-870_photo.jpg
取材日(イベントの日)は11月11日ポッキーの日だったので、
お客さんにポッキーやプリッツをふるまいました。
そしたらこんなショットが生まれました(笑)


フリライターまりお
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プロフィール

まりお

Author:まりお
「“フリ”ライター」高島まりおです。

気になる方へインタビューし、記事を書いていきます。
その他、面白いこと、楽しいこと、興味あることを中心に、綴っていきます。

月一でインタビューイベントを開催しています!
「フリライターまりおの取材してるふり。」

イベントと記事(ブログ)連動していますので、こちらも是非チェックをお願いします。


目指すは…Sex And The Cityのキャリーブラッドショー!

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