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我らの永遠のスター

今回の取材対象は、バレーボールで知り合った小学校からの友達。

一緒のチームでプレーをすることはなかったけど、選抜合宿などで一緒に練習したこともあった。彼女はライバルチームの中心選手であり、そして誰もが憧れるスターだった。

彼女の名は宮下樹理(旧姓・佐田)さん。今は結婚して4歳の娘さんがいるママだ。

私が取材ブログを始めるにあたって、「誰に会って話を聞きたいか」と考えた時にいち早くリストに上がった人物。ただ、ゴールデンウィークの帰省中に会う予定はいれていなかった。
今回の帰省では、同じ高校で共にバレーボールを追いかけ、寮生活を送った家族のような友達と会うことにしていた。もちろん取材としてではなく、同窓会的な感覚で。その友達と会って話をしていると、樹理ちゃんの話になった(以降、彼女と書く)。2人ともFacebookでつながっていたので、近況もある程度知っていた。彼女は今、自宅でYOSAと言うサロンを開いている。YOSAが何だかよく分からないが、行ってみたいと2人とも思っていた。そしてごく自然な流れで、佐賀にいる彼女に会いに行くことになった。
福岡から佐賀の鳥栖市まで車で1時間ほど。友達と思い出話をしながらドライブしていたら、友達からも面白い話が聞けたが、これは別で書くとする。

彼女は自宅の一室をサロンとして使用している。私自身30年生きてきた中で、色んなエステやマッサージを経験してきたが、話を聞いた感じでは、韓国のよもぎ蒸しに似ていると思った。どこがつらいか、改善したいかのカウンセリングを受け、いよいよ施術のスタート。専用のウエアを着て、チタニウムエッヂと呼ばれる石のような器具を使って軽くマッサージを受ける。その後、ケープを着用して、椅子の下部からハーブの蒸気が出てくるYOSAチェアと呼ばれる椅子に座って、しばらく経つと汗が出てくる。随時、水素水で水分を補給し、また汗をかきの繰り返しで約1時間。人によって向き不向きもあろうが、身体を温め、汗をかくことは気持ちが良かった。YOSAはハーブの蒸気で身体を芯から温め、新陳代謝を促進することで健康となることを目的とする健康法のようだ。


こんな感じでした。
DSC_3467.jpg

サロンはこんな雰囲気。
DSC_3461.jpg

YOSAとは…http://www.yosapark.co.jp/


私はYOSAが何か、どのような効果があるかの興味もあったが、それ以上に、彼女がどうしてサロン経営を始めるに至ったか、それまでの道のりに興味があった。

彼女はプロのバレーボールプレーヤーだったのだ。熊本にあるバレー名門高校を卒業して、JTマーベラスに入団した。先にも述べたが、彼女のプレーはテクニックがあり、知的でクール、見た目もきれいで華がある、同世代から見てもスター選手だった。そんなスター選手でも実業団に入ればそれ以上の選手がゴロゴロいる。アタックもレシーブもサーブも上手にこなす彼女だったが、レギュラーを勝ち取ることができなかった。試合に出れない悔しさ、交代選手として出るプレッシャーの重さが大きくなり、精神的に追い込まれるまでになった。彼女は当時自分は弱かったと振り返るが、そのような苦難を味わいながらプロスポーツ選手として活動している人は山ほどいる。そのほとんどの人がひっそりと引退していくのだ。
4年でJTを引退して、当時付き合っていた人との結婚も考えていた。
しかし相手もプロバレーボール選手(JTサンダース)だった。彼女の性格をよく知る彼は、
「このままの気持ちで辞めたら、後で絶対にやりたいというに決まっている。辞めた後にもっとやりたかった、もっと出来たのにと言ってほしくなかった」
とJTを辞めた直後に来た日立佐和リヴァーレからのオファーを受けるように勧めた。彼女はプロポーズをしてくれるかと思っていたのに、バレーを続けろと言われ拍子抜けしたが、確かにこのまま辞めたら負け犬になってしまう、そう思って決意した。それに日立佐和にはついていきたいと思える監督もいた。日立佐和ではキャプテンとしてチームを引っ張り、また輝きを取り戻した。1年半経った頃、監督がチームを去ることになり、一緒に引退した。JTの時と違い、思い残すことのない、やりきったと思える引退だった。

そして満を持して(?)彼のいる広島へ移り、結婚することとなった。プロポーズのエピソードも聞いた。まだ彼女がJTにいた頃の話だが、デートで出雲大社に出かける道すがら、「結婚式では白無垢を着てほしい」と言われたそうだ。これは普通ならプロポーズと気付くだろう。しかし彼女は白無垢が何かも知らず、出雲大社が縁結びの神様とも知らなかった。だから意味が分からず、気付かなかったと言う。バレー一筋に頑張ってきた彼女の無知を許してほしい(笑)。天才的なプレーヤーにはたまにこういうちょっと抜けたタイプがいるものだ。

結婚して子供が産まれ、子育てが落ち着いた頃、働くことを考えたが、、本当にやりたいと思えることをやりたかった。人助けや人の喜ぶことがしたいと思っていたから、治療院ができたらとも考えていた。
と言うのも、現役時代、とてもお世話になった整体の先生がおり、その人にケガの治療や病気の発見など何度も助けられ、影響を大きく受けたからだそうだ。私も治療を受けたことがある、とても有名な先生だ。彼女はその先生から「バレーを辞めても人が喜ぶ仕事をしなさい」と言われた。「ファンや子供があなたのプレーを見て、バレーを頑張ろうとか、勇気をもらえたと思ったとしたら、それは人助けをしていることだ。バレーを辞めても、人が喜んで笑顔になる仕事をしなさい、そうすれば自分も幸せになれるから」と教えてくれた。
そういう仕事を探していると、ご主人の知人からYOSAを伝え聞くこととなる。体験してみると、彼女が悩んでいた喘息や鞭打ちの症状が治り、これだったら自分も周りの人に出来る人助けだと思った。
いつでも、誰とでも、子供連れでも、気軽に来てほしい、そして体験してほしいと彼女は言う。
自分自身が母親となり思うことは、家族の太陽であるべき母という存在が疲れていたら、家族も疲れて暗くなってしまう。女性は肌がきれいに変わったら、化粧が変わり、着る服が変わる。着る服が変わったら、出かける場所が変わり、付き合う人が変わる良い循環が生まれる。お母さんが月に一回でもいいから、来ると元気になれる駆け込み寺のような場所をつくりたい、と考えている。

そんな彼女に今の夢を聞くと、まずは家族の幸せが一番、それから自分に関わった人が健康でハッピーに過ごせることだと言う。YOSAを通じて、現代人が抱える病気をなくし、皆が集まれる場所を作りたい、そう強く願っている。現在、近隣の主婦から遠方からのお客さん、選手時代のファンの方までお店に来てくれるそうだ。たくさんある店舗の中で自分のお店に来てくれる人を大切にしたいと言う。実際に私も彼女がお店をやっていると知らなければ、会いに行って話を聞きたいと思わなかっただろう。彼女はYOSAを通して、これまでに培ってきたつながりや縁を再び強くすることが出来たのだ。

彼女は言った。

人生で2つも夢中になれるものを見つけることが出来た。それって本当にすごいこと。

大好きなバレーを生業として、満足が行くまでプレーした。
そして引退してからYOSAという夢中になれるものをもうひとつ見つけた。

愛する家族と同じように、一緒に一生歩いて行ける仕事を見つけたのだ。
生き生きと話す樹理ちゃんは、プレーヤーの時と同じようにやっぱりスターに見えた。

DSC_3482.jpg
彼女が運営するのは、YOSA PARK 樹(いつき)
Facebookページ:http://www.facebook.com/yosa.itsuki


たかしま まりお
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プロフィール

まりお

Author:まりお
「“フリ”ライター」高島まりおです。

気になる方へインタビューし、記事を書いていきます。
その他、面白いこと、楽しいこと、興味あることを中心に、綴っていきます。

月一でインタビューイベントを開催しています!
「フリライターまりおの取材してるふり。」

イベントと記事(ブログ)連動していますので、こちらも是非チェックをお願いします。


目指すは…Sex And The Cityのキャリーブラッドショー!

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